上の映像はYouTubeへのリンクです。

 2012年2月、横浜で行われた CP+ (wikipedia) の SONY ブースでセミナーを行い、上映したムービーです。SONYの新しいミラーレスカメラ NEX-7 を使い京都ロケを行ったものです。会場は6万人を越える入場者で、SONY ブースも大変なにぎわいでした。セミナーも満員で好評をいただきました。

 撮影したのは2011年の初冬。何を撮れば NEX-7 の良さが伝わるかと考え、このカメラが持つ古き良きレンジファインダーカメラのような雰囲気や、小型で相手に威圧感を与えないところ、最新技術で高精度の写真が撮れる所を生かし、街のスナップ、人物ポートレイト、印象的な風景が撮れる京都をプレゼンし、承諾を得ました。ちょうど紅葉真っ盛りの京都ロケ。ポートレイトは町の職人さん達です。これからも日本のカメラづくりが日本人らしい職人魂をもったものでありますようにと想いを込めたつもりです。

 スケジュール通りの行動だけではなく、自然にあちこち動き回っていくと、動いて行くうちにだんだん体も気持ちも京都の町に染まって行きます。それを現すため、ムービーはモノクロで入り、だんだんカラーになって行きます。また、高解像度のムービーが撮れるので、イントロと、エンディングはムービーにしました。手ブレ防止がよく効くので、ステディカメラのような浮遊感で撮れています。

 中身は、単なる名所写真や、ただきれいな写真と言う風にはしたくなかった。このカメラでもって体験する京都という町そのものを表現したかった。人が暮らし、人が訪れ、歴史ある物と新しいものが混然としてなおひとつの圧倒的個性を持つ町、京都。それで市場や食べ物や街角の印象も取り入れました。勿論京都は自然と人工のあやなす町でもあって、今が盛りの紅葉も人の暮らしのすぐそばにあります。何枚か印象的な紅葉の写真も撮ることができました。

 音楽は撰和彦さんの書き下ろし。CP+会場では、MC担当のフリーアナウンサー、竹井志織さん(ググる)がムービーを見ているうちに涙ぐんで声を詰まらせてしまうと言うハプニングも起きました。きっと音楽が効いたんでしょうね。いや写真もいいのだけど。

カメラは勿論 SONY NEX-7。使ったレンズ達はエンドロールに出てきます。